図書館目白2階 JWUラーニング・コモンズさくら イベント第4弾!
「電子軌道を例とした物質波の可視化と弦振動の提示による通常波との対比についての考察」

HOME >  このページ


図書館目白2階 JWUラーニング・コモンズさくら イベント企画を先生方にお願いしております。
第4弾は物質生物科学科今城尚志先生の「電子軌道を例とした物質波の可視化と弦振動の提示による通常波との対比についての考察」です!


 イベントタイトル 「電子軌道を例とした物質波の可視化と弦振動の提示による通常波との対比についての考察」

 講 師   本学理学部物質生物科学科 今城尚志 先生

 日 時   2019年9月25日(水) 12:40〜13:10

 場 所   図書館目白2階 JWUラーニング・コモンズさくら

 目 的
   化学の基礎となる電子軌道を3次元の物質波として捉え、等値面表示を提示することで可視化を行います。
   弦振動との共通点を示し、電子軌道の波としての性質を明らかにします。

 企画内容
   電子軌道は化学物質の構造、反応性を決めるもので、化学を理解する上で最も重要な概念です。
   電子軌道には「軌道」という名称がつきますが実体は電子に伴う「波」です。
   電子に伴う波は通常の波、波動方程式に従う、とは異なりシュレーディンガー方程式に従う次元の波です。
   水素原子についてシュレーディンガー方程式は厳密に解け、その関数形を用いて等値面表示により可視化を行います。
   可視化により、物質波には「節面」が存在し、節面(関数値の正負が入れ替わる面)により波を分類できることを示します。
   一方で弦の波は1次元の波で近似でき、通常の波動方程式の解として得られます。
   弦の波でも節、関数値の正負が入れ替わる点が存在し、これは電子に伴う波と同じ性質です。
   弦の波でも電子に伴う波でも節(面)を持つことは共通であり、両者が波であることを表します。
   弦振動を実際に起こすために弦楽器(6弦ギター)を用い、弦振動に節が存在することを示します。
   また聴覚が弦振動とそれにより発生する音波をどのように認識するかを解説し、また複数の弦振動によるポリフォニック音が人間の情動にどのように作用するかのデモンストレーションとしてギター演奏を行います。
    曲目は「日本女子大学校歌」 一宮道子作曲 今城尚志先生ギター編曲 と 「アルハンブラの想い出」タレガ作曲 の予定です。

 対 象   本学学生・教職員、図書館利用資格を持つ方   *事前申し込み不要

 参加方法  当日直接図書館2階JWUラーニング・コモンズさくらにおいでください

 

ページトップへ