図書館事務室より


 平成8年度人事 異動:飯山智子(情報サービス課参考係)田島明子(情報サービス課閲覧係)

中曽根緑(情報受入課収書係)中村夏美(情報受入課和書係)諸井佐喜子(情報受入課洋書係)

 平成8年度図書委員吉田泰男(児童)宮崎礼子(家政経済)亘理淑子(英文)高頭麻子(史)

畠澤郎(教育)杉森長子(文化)久保淑子(数物科)浅岡守夫(物質生物科)

 控え目にと考えても多忙でしかなかった1年の巡りを集約された業務統計で一覧すると,この年に

全学で購入した図書資料費は,2億4千万円であり,図書の総数は550,703冊,雑誌は11,703種類

となった。図書館を利用した人々は一日平均1,000人で,年間延23万人の人々が訪れている。

そして,貸出された図書は8万冊で,利用上の質間は約4,000件受けている。さらに,当館では

希望にそえず他大学を利用させていただいた件数は,およそ1,700件に及び,一方,この約半数

近くの他大学の学生さんや教員の方々には,本学の図書館を利用していただいている。このような

様々な数字のかげに32名のスタッフの仕事内容があり,さてその評価はどうなのか,またどのように

なされるべきか--。

 平成3年には,大学設置基準の改正が法令となり,平成7年には,「私立大学図書館改善要項」

(昭和31年策定)の改訂案が示された。このところ,大学の自己点検・評価への関心が高まり

つつあり,従って大学図書館もこの事業から決して無縁ではない。本学も時を得て,全学的な動きの

中でこの課題に本腰を入れはじめた。

 利用者の要求というものは,どれほど充たされているのだろうか。図書館の自己点検の原点は,

何としてもこのことにある。点検・評価の素案らしきものをまとめる機会があり,経験,主観に

陥ることなく,なるべく客観的な方法で点検・評価結果を報告できればと念じている。(美)