普通1年以上も同じアルバイトを続けたら,仕事を機械的にこなすようになってしまうものではないかと思う。 しかし,私にとっての図書館のアルバイトは違っていた。毎日が発見の日々なのである。仕事は配架と書架整備 が主であるが,どちらも書架の本をじっくりと眺めることが多い。すると普段は行かないところで,面白そうな 本を発見したり,意外なところで思いもよらぬ分類の本を見つけたりすることがある。 大学に入った頃の私は,レポートを書くにあたって,図書館には資料が少なすぎると思っていた。しかし,今 思えぱ図書館を充分に知らなかったのである。図書館のことをよく知れぱ,私たちの要求に充分答えてくれる存在 であった。 最近の私は,「仕事でない時も気になると書架整備をしてしまう」職業病になっているが,これからも楽しみ ながらアルバイトを続けていきたいと思う。(日本文学科4年次学生)