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*ごあいさつ 公共図書館や学校図書館を利用したことがない人は,まずいないはずです。 でも「大学」図書館は,何だか感じが違うし入りづらい……と腰が引けている あなた。それはあまりにもったいない。 確かに大学図書館は公共図書館とは違う,いわゆる専門図書館です。永く学 生のみなさんの拠り所となるように蔵書を構築していますので,よろず「何で も」そろっているわけではありません。でも,大学図書館は,先人の知識のそ して現代の情報の宝庫です。何はさておき,自分の目で確かめてみないと始ま りません。と,いうわけで,図書館に「いらっしゃいませ」 *大学生活の傍らに図書館を 図書館って難しそうな本がずら一っ,勉強中の人がし一んとしていて,何か 居ごこちが悪そう……と思っているあなた。あなたのために,図書館の施設を ちょっとご紹介しましょう。 ・ブラウジングコーナー 日本語・英語・中国語・韓国語の新聞や情報誌 (ぴあやオレンジページなど)が置いてあります。一人暮らしの強い味方 かも…… ・閲覧室 心静かに勉強や読書がしたい,資料を広げて調べものがしたい, そんな時にぜひ。ここはわたしの場所,とお気に人りの席を持っている先輩 方も多いそうです。 ・共同研究室(目白),グループ研究室(西生田) 話し合いながら勉強を 進めたいのならここ。周囲に気がねなく集中できます。 ・AVコーナー ビデオやカセットのデッキがあります。CDプレーヤーも 備えてありまず。 ……と,このように,図書館にはいろいろなスペースがあります。レポートの 時だけ,試験の時だけ,と決めこまないで,大学に来たらまず図書館へどうぞ。 *図書館は二つ,どう使う? 目白と西生田の両キャンパスに図書館があります。日本女子大学の学生なら 所属学部に関係なく,二つの図書館が利用できます。(開館日・時間は,事前 に確認を)女子大学ではトップレベルの蔵書数を誇る目白の図書館,充実した 学習環境の西生田図書館,充分に使いこなして下さい。 *おおオンライン 目白と西生田の図書館は,オンラインで結ばれています。西生田の全蔵書と 目白の蔵書の半数以上(90年以降受入の図書は総て入力済)が,パソコンで 検索できます。図書・雑誌を取り寄せることもできます。 *天は自ら助くる者を…… いざ図書館に足を踏み入れたものの,何がどこやらわからない,貸出のきまり もよくわからない,パソコンもわからない,ああ場違いなわたし……と迷子の 子猫ちゃん状態のあなた。 聞くはいっときのどきどき,聞かずはずっとどきどき,と申します。(……?) とりあえず,図書館員に声をかけて下さい。こんな初歩的なこと聞くのはわたし だけだわ,なんて遠慮は無用。(そう思う人,多いんですよね)図書館のあれ これを納得ゆくまでわかって頂けるよう,お姉サマたちが(お兄サマも2人います) 懇切丁寧に気迫と根性のありたけをこめてご説明いたします。あなたのはてな, お待ちしています。 *WhereよりHow 大学図書館の雰囲気は,だいたいわかった。訊ねれば,いろいろと教えてもらえ るし,ま,こんなもんでしょ,と安心したあなた。よりステップアップした大学 生活のために,もう一つだけアドバイスを。 一番大切なこと,それは「調べ方」を知ることです。「どこにあるか」の答えは 一つだけですが,知りたい内容の図書に「どうしたらたどりつけるか」という問い への答えは無限です。自分自身の応用力と想像力・連想力で,どんどん深く広く なってゆきます。いろいろと試行錯誤をしているうちに,思いもかけないところへ, あなたの関心が拓かれてゆくかもしれません。 もちろん,一度ですべてのノウハウを手にいれるのはちょっと無理。でも,図書 館で他の学生さんがどのように検索をしているか,館員がどのようにアプローチし ているか,心にとめておくだけで随分と実力が違ってきます。いざ!という時に, あせって駆けこむと,結果ばかりを求めがち。けれど,日頃から図書館に慣れて おけば,誰よりも早く確実に情報をゲットすることができるというわけです。 *おまけ一一図書館の困ったちゃん いつでも・気楽に・自由に・いろいろ・図書館を利用してほしい,これがわたしたち の希望ですが,時折困ったちゃんが出没し,みんなを困らせて去ってゆきます……。 1.床にべたっと座る困ったちゃん:本人はよくても,本が汚れるのはよろしくあり ません。しかもとても邪魔です。 2.返却期日を守らない困ったちゃん:貸出の基本ルールです。守りましょう。 3.食べてないと本が読めない困ったちゃん:これも図書館利用の最低のマナー。 喜ぶのはカビとゴキブリだけ。 4.携帯・PHSで電話する困ったちゃん 呼び出し音にドッキリ,話し声にイライラ。どんなに気をつかってもまわりには 迷惑。 大学図書館を利用するのは学生だけではありません。いわば,社会生活への窓口の ようなもの。ルールとマナーを守ってあなたなりの図書館ライフを見つけて下さい。 館員一同お待ちしてます!(館員・大沼真美) |