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寛弘五(1008)年11月1日、敦成親王(のちの後一条天皇)の誕生五十日目のお祝いが開かれました。その席上での出来事を、源氏物語作者、紫式部は次のように記しています。

 「左衛門督(藤原公任)『あなかしこ。このわたりに、わかむらさきやさぶらふ』とうかがひ給ふ。源氏に似るべき人も見え給はぬに、かのうへはまいていかでものし給はむと、聞きゐたり。」

(公任様がいらして「もし、このあたりに、若紫はおりませんか」と尋ねる。私(紫式部)は「光源氏に似た方もいらっしゃらないというのに、若紫がどうしてこのあたりにおいでになるというのかしら」と聞いていました。)

これが、『源氏物語』について書かれた文献の初出です。 今年が何故、「源氏物語千年紀」といわれるのか、もうおわかりでしょう。

 この『源氏物語』を絵画化した中でもっとも有名な「国宝源氏物語絵巻」は1998年から製作当初の復元模写が試みられ、2005年に絵画の部分が完成しました。その華麗な色彩を皆様にご覧いただき、『源氏物語』に興味をもたれるきっかけになれば幸いと存じます。

 

MCj03947180000[1]場所:日本女子大学 文京区目白台2−8−1 図書館玄関ホール

 

*期間中の開館時間は、開館カレンダー(目白)でご確認ください。