新大学院生のための図書館案内

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新大学院生の皆さんに図書館のご案内をします。

 

図書館は大学院生が研究などを行う上での様々なサポートを行っています。

この案内では、研究を進めるおおよその流れに沿って、主として資料収集の方法について紹介します。

1.研究では、選んだテーマの概要や先行研究について調べる、読んだ文献に挙げられた参考文献や引用文献を探す、ということを行うでしょう。
  そのための手段としてのオンラインデータベースの説明をします。

2.必要な論文情報を取得した後は、論文そのものの入手が必要になります。そのための資料の所在調査について説明します。

3.文献以外の必要情報などの調査に役立つ資料を紹介します。

 

文献の検索には、文献情報を収録したデータベースを利用します。

データベースを利用する際には、その種類と特徴に注意してください。

どの分野のデータベースか、収録年の範囲はどのくらいかなどの確認が必要です。

データベースの使い方にも個々の特徴があり、異なります。

不明な点があれば、図書館・参考係にお尋ねください。

 

これが図書館ホームページです。 http://lib.jwu.ac.jp/

蔵書検索、利用案内、データベースへのリンクなどがあります。

スライド5のオンライン・データベース、スライド6・7の主題別データベース、スライド11の電子ジャーナル一覧A-Zは、ホームページ左側にリンクを作成してあります。

それぞれ、「オンライン・データベース」、「雑誌論文検索データベース 日本語・英語」、「電子ジャーナル一覧A-Z」から利用できます。

 

本学で利用できるデータベースは、図書館ホームページに「オンライン・データベース」として一覧リスト化してあります。
http://lib.jwu.ac.jp/lib/OD.html

データベース名右側の欄の表記は、下記を意味しています。
 目:目白キャンパスの学内ネットワークに接続したPCで利用できます。
 西:西生田キャンパスの学内ネットワークに接続したPCで利用できます。
 Free:一般公開されていますので、どこからでも利用できます。
 EZ:学外から利用できます。(EZproxyサービス)

本学が有料契約しているデータベース等のうち、「EZ」と表記されているタイトルは、一覧の最上部、「学外アクセス(EZproxy)」のボタンから進むことで、学外からの利用ができます。

利用については、ボタンから進むと表示される画面http://lib.jwu.ac.jp/lib/wn171028.htmlをよくお読みの上、ご活用ください。

 

本学で利用できる主な文献検索用データベースは、このようなものがあります。 http://lib.jwu.ac.jp/lib/SM2.html

分野ごとに使うものも異なりますが、よく使われるものを挙げました。

これは、日本語の文献が検索できるデータベースです。

 

こちらは、英語文献を検索するデータベースです。

 

一般的な参考文献の見方を説明します。

青枠のように、参考文献のリストを拡大しましたが、上が図書、あとは雑誌の論文です。

簡単には、巻号とページの表記があるのが雑誌、巻号がなくページ数のみが図書という目安となります。

 

スライド6・7で挙げた文献検索データベースは、主として、どのような論文が書かれているか、何という資料にいつ発表されたかということの調べ方です。

ではつぎに、それらの論文の本文をどのように入手するかについて説明します。

ここで、資料の形態について簡単に説明します。

コンピュータが現れたことによって、従来紙に印刷されていた図書や雑誌論文が、同じ内容を、デジタル化して提供されるようにもなりました。
紙で発行されていた雑誌がデジタルとしても発行されたもの、それが電子ジャーナルです。オンラインジャーナルとも言っています。
つまり同じ内容の論文が冊子体の雑誌と電子ジャーナル両方で読めるわけです。
雑誌は今ではほとんどが紙(冊子体)だけでなくデジタルでも提供されています。最近はデジタルのみで刊行される電子ジャーナルもあります。
しかし中にはデジタルで提供されていない雑誌もありますので、冊子体を利用する必要もあります。

 

http://lib.jwu.ac.jp/lib/OD.html#denshijanaru
電子ジャーナルは、冊子体のものとちがい、図書館に来なくても研究室やコンピュータ演習室からでも利用できるという利点があります。
スライド6・7で紹介した文献検索データベースの検索結果から、電子ジャーナルの本文へ直接リンクが張られているものもあります。

本文を探すときは、冊子体でも電子ジャーナルでも次のことに注意が必要です。
図書館・研究室で所蔵している雑誌は、発行されているすべてを所蔵しているとは限りません。
電子ジャーナルについても、提供されているすべての論文を閲覧できるとは限りません。

したがって、雑誌論文を入手するためには、学内でどの雑誌(冊子体)がどの範囲で所蔵されているか、電子ジャーナルではどの範囲を購読しているか、確認が必要です。

 

「電子ジャーナル一覧A-Z」では、利用可能な電子ジャーナルの確認ができます。 http://sfx3.usaco.co.jp/jwu/az

これは、学内から見ることのできる電子ジャーナルをアルファベット順にリストにしたものです。
リストから探したり、雑誌名で検索することもできます。オンラインで提供されている範囲も確認できます。
日本語の電子ジャーナルも、探すことができます。

 

また、「リンクリゾルバ」という機能もあります。

これは、スライド5・6・7で紹介した文献検索データベースから、本文へのナビゲートを行うものです。
本学では「JWU Link」という名称にしています。

文献検索結果に、JWULink のリンクボタンがついていたら、クリックしてみてください。本文を入手するための手段が一覧できる画面が開きます。

電子ジャーナルとして本学から利用可能であれば、フルテキストのところが@のようになっています。
また、フルテキストがなくても、OPACボタンを押せば、その論文が載っている雑誌が、冊子体で本学に所蔵されているかも自動的に検索してくれます。
CiNii Booksを押すことにより、他大学の所蔵を探すことができます。

 

ここまでは、主として雑誌の論文についての探し方と、オンラインでの入手のしかたを説明しました。

次に、本学の「蔵書検索」について説明します。

図書や冊子体の雑誌を探すときは、本学の「蔵書検索(OPAC)」を検索してください。

本学は、図書90万冊と20,300タイトル以上の冊子体の雑誌を所蔵しています。資料探しのときは、まず学内にあると思って探してください。

所蔵があった場合、配置場所と請求記号を確認して利用してください。
他キャンパスの図書館で所蔵している資料も、学内便で取り寄せをして利用することができます。
図書はwebで、雑誌はカウンター(目白は地下1階・西生田は2階)で申し込んでください。

また、研究室資料は、研究室ごとに管理が異なりますので、研究室に問い合わせてください。

 

こちらは、「マイジュリス」という、「利用状況の確認」などをインターネットからできるサービスです。

借りた本の返却日の確認や、貸出期限の更新、学外への文献複写依頼(現在停止中)などが可能です。

また、OPACの検索結果から、貸出中の本の予約、他キャンパス図書館からの取り寄せができます。

大学から発行されるJASMINEアカウントで利用できます。

MyJWULISの「利用者情報」に、メールアドレスを登録しておいてください。
予約や取り寄せ図書の到着通知、返却期限の通知などを、メールで受け取ることができます。

 

必要な文献が学内にないときは、次のような方法があります。

@他大学図書館・専門諸機関での閲覧
 紹介状が必要です。大学図書館、特に私立大学図書館は、原則として紹介状を持参する取り決めになっています。
 あらかじめ所蔵の有無を確認し、相手に連絡をとった上で発行しますので、2〜3日余裕をもってお申し込みください。
 最近は国立大学などで紹介状不要という図書館もありますが、そのときでも、所蔵確認をしてからの来館を求められることがあります。
 学習院大学、お茶の水女子大学および跡見学園女子大学の図書館とは、相互利用協定を結んでいます。
 学習院大学は、学生証の提示で図書館資料の閲覧・貸出が可能です。
 お茶の水女子大学、跡見学園女子大学は、学生証の提示で図書館の資料の閲覧ができます。
 ただし、研究室資料の利用を希望する際には、どの大学も事前連絡が必要です。
  *いろいろなケースがありますので、他大学図書館を利用したいときは、参考係までご相談ください。

A郵送による文献複写の取り寄せ
 所蔵館を訪問せずに必要な部分のコピーを取り寄せる方法です。
 参考カウンターで直接申し込むか、またMy JWULISからはwebでも申込可能です。複写料金・送料は本人負担となります。

B図書館間相互貸借(図書のみ)
 図書館を通して他館から借りることができます。対象資料は図書のみです。図書館として借りた資料ですので、館内閲覧のみとなります。
 往復の送料は本人負担となります。Webからの申し込みはできません。

C購入希望申込み
 入手までの時間は、その本が和書か洋書か、出版されてからどのぐらい経っているかによって異なります。

他大学等の所蔵館を探すときは、CiNii Booksや他大学のOPACなどから調べられます。

○方法についてのご相談、お申し込みは参考係で受け付けています。

※現在コロナウイルス感染防止のため、各大学がサービスを停止しています。
 詳しくは、図書館の開館再開後、参考係までお問い合わせください。

 

国立情報学研究所(NII)のCiNii Booksでは、他大学の資料が探せます。

本学の所蔵も登録していますが、本学の所蔵がすべて検索できるわけではありませんので、まず本学のOPACを検索してから、CiNii Booksを検索してください。

OPAC検索をして所蔵がなければ、そこから続けてNIIのCiNii Books検索(他大学検索)ができます。

 

著作権は遵守してください。

文献をご自分の論文中に引用する場合は、出典を明記するのが原則です。

複写については著作権法上、31条で図書館での複写が許されているのですが、その場合でも本なら半分以下、雑誌論文なら一人1論文となっています。
図書館内で複写を行うときは、複写機そばにおいてある「複写申請書」に記入してください。

 

知りたい事柄や、必要なデータについて調べるための資料を、参考図書(レファレンス・ブック)と呼んでいます。

最近はインターネットでも様々な情報が調べられるようになりましたが、玉石混淆です。
信頼できる情報を選び出すことが必要です。典拠(出典)や提供元が明示されている情報を選択するのがひとつの目安です。

2階の参考図書コーナーには、各種の辞書、辞典、(年鑑、ハンドブック)、地図、索引、書誌、などの参考図書がそろっています。

オンラインの主な調査ツールとしては、スライド18のコンテンツがあります。

 

参考図書やデータベースの使い方など、わからないことがありましたら、参考係までお尋ねください。

 

【図書館(目白)】

参考図書は入口を入ったフロアーにあります。
参考カウンターもこの階ですので、分からないことがありましたら参考係にお尋ねください。
蔵書検索等のための情報検索コーナーもここにあります。

目白の図書館では、出版年が新しい和書を、3階、1階、地下1階の固定書架へ配置しました。
洋書、和・洋雑誌、出版年が古い和書は、地下1階の集密書架へ収められています。

西生田図書館の資料も利用できます。
取り寄せる場合は、図書はwebで、雑誌は地下1階カウンターで受付けます。直接来館しての利用も可能です。

貸出規則は、大学院生は20冊30日となります。雑誌の夜間貸出もできます。

 

【西生田図書館】

参考図書は入口を入ったフロアーにあります。
参考カウンターもこの階ですので、分からないことがありましたら参考係にお尋ねください。
蔵書検索等のための情報検索コーナーもここにあります。

西生田図書館は4つのフロアにわかれています。1階には雑誌があります。 一般の図書は3階と4階にあります。

図書館(目白)の資料も利用できます。
取り寄せる場合は、図書はwebで、雑誌は2階にあるメインカウンターで受付けます。直接来館しての利用も可能です。

貸出規則は、大学院生は20冊30日となります。雑誌の夜間貸出もできます。

 

参考係の受付時間は、スライド21のようになっています。
長期休暇中などは変更がありますので、ホームページで確認してください。

資料集めは、時間と労力がかかります。早めにゆとりをもってはじめてください。

図書館利用の詳しい案内については、「図書館のしおり」をご覧ください。

 

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