図書館2階 JWUラーニング・コモンズさくら オンラインミニ講座
「現象を表す数学について」
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講座名 「現象を表す数学について」
講 師 ラーニング・サポーター(数理・物性構造科学専攻D2)
日 時 2021年6月23日(水) 12:40〜13:10
場 所 Zoomによるオンライン開催
開催目的
数学を用いた研究とはどのようなものであるか、数学コースの学生はもちろん、専門外の方にも理解を深めていただくこと。
企画内容
形状記憶合金には、ある一定の温度を超えると、変形したものが元の状態に戻(ろうとす)る性質(形状記憶効果)がある。
この現象には温度、応力(元に戻ろうとする力)、歪み(長さの変化率)が関係しており、これらの関係については実験的に結果が得られている。
本講座では、私の研究で扱っている「マジック風車」と呼ばれる理科教育装置で起こる現象(ヒステリシス)について紹介する。
これは、上述した形状記憶合金の形状記憶効果を利用して、温度変化のみで回転する風車のことである。
そして、「マジック風車」におけるヒステリシスがどのように起こるのか物理的側面から紹介し、それを数学的に研究する動機について紹介する。
講座全体を通して、現象を数学的に表現するとはどういうことなのか、その表現方法は一つしかないのか、それとも複数あるのか、そして、数学的に表現できることの良い点などについて、数学が専門の学生にはこれからの学びにつながるように、また、専門外の方にも予備知識がなくても理解していただけるように、丁寧に説明する。
対 象 本学学生・教職員
申し込み期間 2021年5月29日(土)〜6月23日(水)10:00まで
申し込み方法 こちらからお申込みください。